みょうがが顔を出してきた。夏のハーブなのに冬のしもやけの薬にする。学名でも英語でも「ミョウガ」だから日本古来のハーブなのだろう。
ハーブが1番良く効くのはどんな場合かとよく質問されるが、風邪とか消化不良といったよくある病気では、医師の診察を受けなくても家庭でハーブを用いて治る事がある。もちろん胃潰瘍や帯状疱疹の様な病気が長く続く時や、重篤な場合はお医者様に診てもらう事が1番良いのはいうまでもないのだが。
A・シェバリエ著世界薬用植物によると「ハーバリストや漢方医その患者の経験からいえば、多くの慢性病といくつかの急性疾患はハーブ治療で改善されている。たとえばアレルギー、感染症、頭痛、不眠症、ストレスによる症状などである」とある。日本には正式なハーブ専門医制度はない。医師の中に、漢方専門医の認定制があり漢方薬治療を行っている。私が現在勉強している英国ハーブ医学校には、日本人のハーバリストフィシアン(英国では内科医はドクターといわずフィシアンという)が女性で一人いらっしゃるが、日本では施術も開業もできないのだから本当に残念だ。
セントジョーンズワートというハーブは欧米ではうつ病の治療薬と前にも話したが、葉を透かしてみると、小さな油の袋が点々とある。抽出すると血のような赤色になるので傷に効く証拠と考えられた。
日本名はオトギリ草。弟を切ってまで手に入れたという説と傷を負った弟の為に手に入れたという説がある。日本ではまだうつ病の薬として認められていないが、サプリメントとして販売されている。
今年の夏は早くから異常な暑さだった。たまにはゆっくりお風呂に入ろう。ミョウガの葉を入れればイギリスより早く季節を先取りだ。
来月はハーブ薬学パートU。
|