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セントロレンス教会について

美しい緑の山並みに囲まれた斜面に建つ、セントロレンス教会

 
建物
 日本人の魂を昇華させる日本のキリスト教会として築造された。千利休が精神世界を茶道、茶室を通してつくり上げた事業に匹敵する歴史的な建築物である。
人間として精神構造は各国共通であり、かつ世界の至宝といえる(ローマ法王が来ても感激します)
参列者皆が船体の中にいる---- Same Boat(運命共同体)であることを共感・実感できる。
教会の板を張り合わせた梁、竜骨は船体構造そのものである。
 教会は一般的に石作りにもかかわらず胎内、植物的内部構造を意図し、垂直線を基調に天井、窓、のカーブを調和させている。セントロレンス教会もシンプルな直線を基調にして梁のカーブ、パイプオルガン、ステンドグラスなどが教会のエッセンスとなっている。梁の塗色も木そのものの質感、成長性を表している。
 祭壇は天使の羽をイメージした上方の窓が外界(木々、山、空、星、宇宙)に通じ、下方のパイプオルガンの幾何的配列は目前の空間を無限遠へと導くイメージを醸し出す。
 外界が暗くなると窓には十字架がそれぞれ立体的に写り込み、披露宴会場に通じる螺旋階段が現世と対峙する幻想的空間を映しだしている。
   
音響
空間的広がりに対し音楽は時間的な広がりを象徴する。同時に音楽は人の心を癒す作用も併せ持っている。
旋律、残響により式の荘厳さが深まり、又、石造りの大教会に対し、重低な音質によって日本の神社的響き(拍手、祝詞の響き)を小さな空間で実現している。
冬の装い
 
ステンドグラス
 12世紀〜13世紀にかけて、ゴシック建築の大聖堂を多彩に飾ったステンドグラスは、透過光による原色のぶつかり合いが、宝石のような輝きを放っていた。当時、ガラスの色数は15種類程度しかなかったが、手作りのガラスが持つ微妙な色のむらや、厚さの違いによるグラデーションが、より自然なバランスを創りだし、祈りの空間を構成していた。
 このステンドグラスはフランス製のアンティークグラス(手吹きガラス)を使用しており、ここに描かれている聖人たちの図柄は、13世紀のゴシック様式の力強く動きのある線で構成されており、ヨーロッパの古典絵付け技法の焼き付けで表現されている。
 正面の祭壇から見て右側には、新郎を祝福する旧約聖書の族長たちが二人ずつ描かれ、反対の左側には、同じく旧約時代の巫女(女預言者)たちが新婦のために描かれている。
 吹きガラスの中で最も製造が難しく、高価なアンティーク フラッシュドグラス(二層の着せガラス)のコバルトブルーを背景に使い、外の空間から分離したかのような、神聖な光のチャペルを創造した。
 正面入り口を飾るガラスには、エデンの楽園を守る役目をになう天使が配置され、背景には情熱を表す、赤のフラッシュドグラスが使われている。
 自然に囲まれた佐野にある6月の森の樹々を通して差し込む光は、北ヨーロッパのステンドグラス同様の「色」を創り、都心の式場にはない自然との一体感を感じることが出来る。
   
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